使える筋肉 使えない筋肉 違い 理論編 エニタイムフィットネスパーソナル

使える筋肉と使えない筋肉とは?理論

エニタイムフィットネス向ヶ丘遊園 パーソナルトレーナーの根本です。

昔から「筋トレをすると動きが遅くなる」

「筋トレをすると体が余計な筋肉で重くなる」

とスポーツの世界などで聞いたことがありませんか?

私自身もスポーツ競技を長くやってきてすごい筋肉があるのに動きがぎこちなかったり、スピードがない選手を何人も見てきました。

使える筋肉と使えない筋肉と言うよりは、筋肉があってもそれを使いこなせるスキルが体にそなわっているかどうかと言うのはまた別の問題として考えなければなりません。

1つは体の連動性

キネマティックチェーンと思いますが、体というのは連動して大きな力を発揮しています。

しかしマシントレーニングをイメージしていただくと1つの関節に対して徹底的にターゲットを決めて筋肉を動かしていく方が筋肉がつきやすいと言うのもあります。

筋肉をつける=動ける体になると言うのは言えなくて、動きを良くするための鍛え方というのがまた別にあるのではないかと私は思っています。

日常動作やスポーツのスキルとリンクするか?

例えばジャンプの動作をイメージしていただくと足首、膝、股関節を十分に曲げたところから一気に伸ばす動作。

しかしこのシンプルな動きの中でも腕の振り方、骨盤の角度、足の体重のバランス、下半身と上半身の動かすタイミングといった連動する動きが一気に使われてきます。

このような連動した動きに対応できるトレーニングと言うとフィットネスの運動とは異なるでしょう。

この日常動作やスポーツの大切な局面で十分なトレーニング効果を出すためのエクササイズと考えるとアメリカで人気のクロスフィットと言うのが近いのではないかと私は思っています。

クロスフィットのトレーニングを見て、名前としての目新しさと別にこれに近いトレーニングをアスリートと言うのは毎日行っています。

少なくとも私が関係してるレスリングの選手はほとんどクロスフィットに近いトレーニングを多く行っています。

単関節トレーニングとの違い

マシントレーニングのメリットとしては狙って関節や筋に対して直接ターゲットを決めて鍛えることができるということです。

例えば腰が痛い時にバーベルのスクワットは余計に腰を痛くする可能性がありますが、マシントレーニングは腰に負担をかけずに足だけきかすことができます。

このようにマシントレーニングにもメリットはありますが、こと、スポーツや体の動きを良くしたいならマシントレーニングよりもバーベルを使ったフリーウェイトを選ぶべきだと思います。

下記の動画はハングクリーンと言う瞬発的なパワートレーニングです。

クロスフィットでもこのようなクリーンやスナッチを多く取り入れていると思いますが、スクワットやデッドリフトよりも難易度はかなり高いです。

この連動する動きが瞬間的に行う出てる人のように見えますが空中で腕を一瞬で回しながらスクワットポジションを瞬時に取るキャッチ姿勢というのがスポーツに近い動作です。

伸展の動作から、一気に屈曲の動作に切り替えるこの動作というのがシンプルな動きの中でマシントレーニングや通常のバーベルスクワットやデットリフトにない実践的な動きです。

私のパーソナルトレーニングではデッドリフトとバーベルスクワットが完璧にできた人にはこのクリーンも指導しています。

ハンズクリーンの理屈がわかるとデッドリフトなどの体重バランスもより緻密になり、いわゆる使える筋肉の体になってくると思います